早大・伊藤樹 現役トップ通算19勝で逆転3連覇に望み 1日もベンチ入り予定

 「東京六大学野球、早大11-2慶大」(31日、神宮球場)

 1回戦が行われ、早大が快勝した。敗れればV逸という状況の中、19日の明大2回戦でノーヒットノーランを達成した今秋ドラフト候補の早大・伊藤樹投手(4年・仙台育英)が8回7安打2失点で、今季負けなしのリーグ1位タイ6勝目。現役最多18勝で並んでいた慶大・外丸東眞投手(4年・前橋育英)とのエース対決を制し、通算19勝目を挙げた。1日の2回戦に勝利すれば、3日に明大との優勝決定戦に臨むことになる。敗れると明大の優勝が決まる。

 紺碧の空を隠した雨雲の下でも、自分の投球を貫いた。誇り高き一戦に先勝し、現役単独トップの通算19勝目。伊藤樹が優勝に望みをつないだ。

 前カードの明大戦は直前に発熱、ノーヒッター達成翌日に救援登板と満身創痍(そうい)だったが、「1週空いて万全で臨めました」と右腕。「自分と戦うのではなく、打者に集中した」と、ぬかるむマウンドにも動じなかった。次々とストライクゾーンに投げ込む積極的かつ丁寧な投球で9三振。8回2失点で「外丸と並んでいるところで絶対に勝ちたいなと思っていた。昨秋の(慶大戦で)7回5失点の借りも返せた」と納得顔だ。

 試合前にはソフトバンクでプレーした和田毅氏(44)が始球式に登場し「早稲田の先輩として追いかけていくべき姿」と気持ちを新たに。逆転Vへ落とせない1日の2回戦もベンチ入りの予定。宿敵を破り、3連覇への道を開く。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス