「阪神１－０ＤｅＮＡ」（２８日、甲子園球場）

　ＤｅＮＡが悪夢のゼロ行進を続けている。二回から５イニング連続で得点圏に走者を置きながらも決定打が出ず無得点。最終的に３試合連続の完封負けを喫し、３３イニング連続無得点のドロ沼にはまった。

　二回に無死一、二塁の好機を作るも蝦名が痛恨の併殺打。その後、２死満塁まで再び好機を広げるも、打順の巡りが悪く投手のケイが二ゴロに倒れた。続く三回は１死二、三塁の好機もオースティンが浅い右飛に倒れ、走者はタッチアップできず。宮崎も遊ゴロに倒れた。

　四回も２死二塁の好機を生かせず、五回は２死満塁と阪神・門別を攻め立てるも蝦名が左飛に倒れて無得点。阪神ファンの歓声が響く展開となった。ＤｅＮＡは前夜、延長十一回まで無得点でサヨナラ負け。先週末の広島戦でも完封負けを喫している。

　五回の好機を逸した直後、先発のケイが踏ん張ることができず。２死二塁のピンチを招くと、近本にしぶとく左前に運ばれ先制点を献上してしまった。

　そして六回、阪神の２番手・ネルソンを攻め立て１死二、三塁の好機を作った。負の記録に終止符を打つ期待が高まったが、桑原は前進守備の遊撃正面へのゴロで走者をかえすことができず。続く牧も遊ゴロに倒れてしまった。七回は先頭打者が出塁するもオースティンが遊ゴロ併殺打。三浦監督がリクエストを行使するも判定は覆らず、７個目のゼロがスコアボードに並んだ。

　八回の好機も生かせず、最終的に１１安打を放ちながらも１３残塁の大拙攻で３連敗となった。