横浜4強 公式戦27連勝!織田が計8回2失点で浦和学院撃破「全員野球で相手に向かっていきたい」
「春季高校野球関東大会・準々決勝、横浜3-2浦和学院」(21日、ノーブルホームスタジアム水戸)
準々決勝2試合が行われ、今春センバツ王者の横浜(神奈川)が浦和学院(埼玉)との接戦を制し、公式戦27連勝で2016年以来の4強入りを果たした。最速152キロ右腕・織田翔希投手(2年)が計8回を2失点と好投。初めて外野守備に就き、再登板する場面もあった。4年連続出場の山梨学院は、東海大相模を破り3年ぶりの準決勝進出を決めた。
見慣れない景色の中に織田が立った。初回に150キロを記録し、七回まで2安打無失点。だが、1-0の八回2死二塁で代打に同点の適時三塁打を献上すると、次打者にカウント1-1となった場面で交代となった。
ただ、ベンチには下がらず右翼の守備へ。これまで外野練習は行ってこなかったが、村田浩明監督(38)は「投球は悪くなかった。九回、タイブレーク(の可能性)もあったので。もう一度、織田が上がるケースが夏に絶対ある」と説明。2点を勝ち越した九回に再びマウンドへ戻った。
ソロを浴びるなど再び降板となり「外野からの切り替えが難しい」と反省したが、今後に生きる貴重な経験。ピンチを守り抜いた救援陣の姿も目に焼き付けた。公式戦27連勝にも「一戦必勝、全員野球で相手に向かっていきたい」と織田。さまざまな形に挑戦しながら夏に“パズル”を完成させる。