オリックス・広岡 プロ初満弾で大逆転!10年目苦労人「最高です!」 今季初3連敗阻止
「日本ハム5-9オリックス」(14日、エスコンフィールド)
5月黒星先行のチームの窮地をヤクルト、巨人と渡り歩いてきたプロ10年目の苦労人・広岡が圧巻のひと振りで救ってみせた。
日本ハム・レイエスに勝ち越しの一発を浴び、一時は連敗ムードも漂った八回2死満塁、6番手・斎藤が投じたカウント3-1からの159キロもの剛速球を一閃(いっせん)。自身プロ初の起死回生、逆転グランドスラムを左翼スタンド2階席にまでたたきつけた。
「最高です!(あの場面は)打つしかないので、しっかり割り切っていけました!感触?アドレナリンが出過ぎて記憶は飛んでました!」
心臓バクバクのまさかの一発に興奮冷めやらなかった広岡だったが、実際、打席では冷静で「(3ボールで)一番いいボールがくると思った。フォークはしょうがないくらいでいった」という。1、3打席目でも出塁してホームを踏み4打点3得点と躍動。今季序盤は代走、守備要員での出場が続いたが、今や欠かせない戦力となっている。
この日は岸田監督も現状打破に動き、3、4月度の月間MVP男・太田をプロ初の4番に置く打線テコ入れ策を敢行。コンディション不良で大事を取っていた森も4戦ぶりに代打で起用し、貫禄の押し出し四球で圧力をかけた。
負ければ今季初の3連敗、4カード連続勝ち越しなし…とジリ貧モードにハマりそうになる中、首位奪回&5連勝中だった日本ハムの鼻をへし折れたのは大きい。





