NPB 今秋フェニックス・リーグで「拡大ベース」試験導入検討 MLBでは23年シーズンから導入
日本野球機構(NPB)と12球団の理事会、実行委員会が12日、都内で開かれ、今秋に開催されるみやざき・フェニックス・リーグ(10月6~27日)で、「拡大ベース」の試験的導入を検討していることを明かした。MLBではすでに23年シーズンから導入されており、早ければ来季の2軍戦から導入される。
NPBでは昨年の同リーグでダブルベースを試験的に導入。一塁での接触プレーを避けて故障を防止する狙いがあった。拡大ベースも同様で、今年3月に開催されたプレシーズンマッチ(東京ドーム)に出場した阪神、巨人の選手にもヒアリング。中村勝彦事務局長(58)は「印象としては悪くなかった」と話した。
今月6日の巨人-阪神戦(東京ドーム)でも、巨人・岡本が守備時に走者と交錯。「左肘の靱帯損傷」で長期離脱を余儀なくされている。MLBの使用ベースはNPBより、1辺が3インチ(7・6センチ)ほど大きい。試験的導入となれば「WBCもあるので」(同局長)と国際基準に合わせる方向。「まだ検討段階ですが、まずはフェニックス・リーグで導入、検証してからになる」と説明した。





