高木豊氏「やりおったか」「リチャードとは考えなかった」 2対1の電撃トレードを解説 「巨人は岡本のケガによって三塁手を補強したかった」

 元DeNAヘッドコーチの高木豊氏が12日、自信のYouTubeチャンネルを更新。この日発表された巨人・秋広優人内野手、大江竜聖投手と、ソフトバンク・リチャード内野手の2対1のトレードについて解説した。

 「ビックリはしたけど、予想もついてた」という高木氏は「ジャイアンツは岡本のケガによって三塁手も補強したかったし、長距離(砲)ということで、当然、補強に走るかなとは思ってたけども、リチャードとは考えなかった」と話した。

 3選手ともチームでチャンスに恵まれずにいたが、そんな中で巨人は4番の岡本和真内野手が右肘故障で離脱。巨人の補強ポイントが「急務だったのは右打者でクリーンアップを打てるくらいのパワーヒッターが欲しい」だったとし、リチャードに白羽の矢が立ったのは「難点は守備が心もとない。三振が目立つ。安定感には欠けるかもしれないが長打、破壊力が欲しいという阿部監督の狙いがあると思う」と説明した。同時に巨人からの働きかけか?問われると「たぶんそうだと思うよ。リチャードをくれ、と。誰を出すんだということで秋広を。もう一人つけてくれということで大江を、と」とトレードに至った背景、流れを思い描いた。

 3選手とも移籍先ではすぐにチャンスを与えられると予想。リチャードについては「甲斐や泉、同じ釜の飯を食った人間が何人もいる。(安心材料では)あるかな」とし、「明日から1軍に合流するんじゃないかな」と話した。

 その上で「それぞれが活躍していいトレードだったと言われるようになればいい。3人とも活躍するような気がするよ、ある程度緊張感が保ってこれると。秋広もそうだがノンビリ型。緊張感が続くと、いい形で成績が上がってくると思う。とっかかりだね。最初にポンポンとヒットが出れば」とも。新天地でのスタートをうまく切りさえすれば大活躍もあるとした。

 最後に2対1の電撃トレードの感想を「やりおったか。やっぱジャイアンツから仕掛けたかな」と話し、3選手の新天地での成功を願った。

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