近大・勝田が3安打 身長163センチ「パワーだけでなく回転で打つ」今秋ドラフト候補、阪神など7球団スカウト視察

 「関西学生野球、立命大2-1近大」(7日、ほっともっとフィールド神戸)

 2回戦2試合が行われた。近大は立命大に1-2で敗れて1勝1敗となったが、身長163センチと小柄ながら今秋ドラフト候補に挙がる勝田成内野手(4年・関大北陽)は3安打を記録。関学大は関大を7-3で下し、勝ち点を獲得した。

 右へ左へ快音を重ねた。勝田が阪神含むNPB7球団のスカウトが視察する前で3安打。小柄な左の好打者が魅せた。

 初回1死は内角直球を引っ張って右前打を放つと、三回2死二塁では外角球を左前打。八回2死はヘッドスライディングで遊撃内野安打をもぎとった。今春は7試合で29打数17安打、打率・586。阪神・岡本スカウトは「バットコントロールが優れていて守備も安定している。トータルで能力が高い」と評価した。

 163センチながら「パワーだけでなく回転で打つように意識しています」と体全体を使った力強いスイングが魅力。3年時に大学日本代表入りするなど実力は十分だ。

 今秋はプロ志望届を提出する意向。指名されれば164センチの西武・滝沢を下回ってプロ最小兵が誕生する。「プロで活躍することが目標」。小さな体で輝きを放ち、夢をつかむ。

 ◆勝田 成(かつだ・なる)2003年6月21日生まれ、21歳。大阪市出身。163センチ、72キロ。右投げ左打ち。内野手。2歳から野球を始め、小1から都島タイガースでプレー。北稜中では大淀ボーイズに所属。関大北陽では1年夏からベンチ入り。近大では1年秋からリーグ戦出場。50メートル走6秒2。

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