「ＤｅＮＡ１－０巨人」（３日、横浜スタジアム）

　ＤｅＮＡが２連勝。先発のバウアーが来日初完封した。１２２球の熱投で、巨人打線を６安打に抑えた。最後の打者を抑えるとマウンド上でガッツポーズ。女房役で決勝犠飛と放った松尾と熱く抱擁した。

　打線は巨人・赤星を前に攻めきれず、再三得点圏に走者を進めたものの、あと１本が出なかった。それでも八回は２番手・高梨から牧の四球と佐野の右前打で１死一、三塁。この日スタメンマスクをかぶった松尾が、代わった船迫から左犠飛を放ち１点をもぎ取った。

　試合後、バウアーと松尾は２人でお立ち台に上がった。試合直後の抱擁について問われた松尾は「しっかり２人で試合を作れたこと、そして勝てたこと。本当にうれしかったですし、それが気持ちに出ました」と振り返った。

　バウアーは「僅差のしびれるゲームだったが、野手陣がスコアボードに１を刻んでくれて、皆さんのおかげで９回をしっかり投げることができたと思う。ファンの皆さんのおかげです」と仲間とスタンドからの応援に感謝した。「自分がもう少しストライクを取れたらフルカウントにならずに球数をセーブできたと思う。（松尾）汐恩の配球が素晴らしかったので、なんとか９回まで投げ切れた」と松尾にも感謝した。