西武・中村剛 球団最年長サヨナラ打! 清原に次ぐ球団2位9本目「打てたらいいなと思っていた」
「西武3-2オリックス」(27日、ベルーナドーム)
打った瞬間に西武ファンの大歓声がベルーナドームに響き渡った。同点の九回2死一、二塁からプロ24年目の中村剛が自身通算9本目のサヨナラ打。打球が左中間を鋭く抜けると、大騒ぎするチームメートに水をかけられた。それでも大ベテランはマイペース。「サヨナラ?別に。ただ、打てたらいいなと思っていた」と淡々と振り返った。
中村剛のサヨナラ打は2023年7月15日の日本ハム戦(ベルーナ)以来で、自身が持つ球団最年長記録を更新した。通算9本は清原和博の11本に次ぐ球団2位。代打でのサヨナラ打は自身初となった。「代打は結構難しい。あまり入れ込み過ぎるのは良くない。スタメンの感覚でやった」。豊富な経験を生かし、守護神マチャドのスライダーを捉えた。
今季初の4連敗を喫した後、2連勝。リーグ最少の58得点と今季も打力不足に苦しみながら、借金1と踏ん張っている。「なかなか点が取れず苦しい戦いが多いが、これからたくさん得点して喜んでくれるようなゲームをしたい」と中村剛。41歳の大打者が今後もバットでけん引していく。




