「ＤｅＮＡ２－１広島」（２７日、横浜スタジアム）

　ＤｅＮＡのトレバー・バウアー投手が先発し８回１失点で２年ぶり、６１１日ぶりとなるＮＰＢ勝利を手にした。お立ち台では「九回も行きたかった」と率直な胸の内を明かした。

　　◇　　◇

　引き締まった伸びやかな身体から、ハイパフォーマンスを繰り出す。バウアーは異国の地でも自炊を行い、肉体の維持に努めている。

　「よく食べるのは赤身のタンパク質。脂質の少ないタンパク質だね。あとは基本的な炭水化物」と食生活のベースを明かす。日本は霜降り牛肉など脂身が多めの肉が豊富だが、「それだとおいしくて困っちゃう。自分の一番求めるものではない」とバウアー。アスリートとして高タンパク＆低脂肪を徹底している。

　冷蔵庫には鶏の胸肉を常備。自らグリルし、玄米やほうれん草、パプリカなどと一緒に食す。ミネラルやビタミンも摂取し、栄養のバランスもパーフェクトだ。中４日登板を志願し、自らフル回転を熱望する右腕。納得のストイックぶりだ。（デイリースポーツ・福岡香奈）