巨人・阿部監督「あそこがすべて」と八回満塁の逸機を悔やむ 「イコール負けという流れになっちゃった」 阪神戦開幕5連敗は77年ぶりの屈辱
「阪神6-2巨人」(26日、甲子園球場)
巨人が逆転負けで、今季阪神戦は開幕から5戦5敗。1リーグ時代の1948年以来となる屈辱の敗戦となった。
攻撃陣は同点の八回は1死満塁の好機で勝ち越せず、その裏に4番手の田中瑛が失点。試合後、阿部監督は「ね。あそこがすべて。あそこで点を取れなかったのが、イコール負けという流れになっちゃったよね」と八回の逸機を悔やんだ。同時に初回に先制し、四回に一度は勝ち越しながら終盤の悪夢に「野球って怖いよね」と話した。
2-2の八回は1死から3番・吉川の三塁内野安打、4番・岡本の左翼線二塁打、5番・甲斐の申告敬遠で1死満塁の好機。ここでキャベッジの痛烈なライナーを遊撃・小幡に好捕され、さらに代打・大城卓は遊ゴロに倒れて1点も奪えなかった。この日は安打が出なかった5番以降について問われた阿部監督は「そうだね。みんな必死でやってるんだけどね。技術がないってことじゃないですか」。27日に向けては「明日も総力戦で、必ず勝って帰りたいと思います」と前を向いた。