「小さな大投手」法大OB山中正竹氏がレジェンド始球式 歴代最多48勝は未だ破られず、田淵幸一氏とバッテリー

 始球式を行う山中正竹氏(撮影・西岡正)
 始球式を終えて帽子を振る山中正竹氏(撮影・西岡正)
 始球式を行う山中正竹氏(撮影・西岡正)
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 「東京六大学野球、早大-法大」(26日、神宮球場)

 連盟結成100周年の記念事業であるレジェンド始球式に法大OBで全日本野球協会の山中正竹会長(78)が登場した。

 身長168センチと選手としては小柄ながら、左腕からのキレのある球を武器にリーグ歴代最多の48勝を記録し、「小さな大投手」と呼ばれたレジェンド。今もなお破られていない記録と同じ背番号のユニホームを身にまといマウンドへ上がると、美しいノーバウンド投球を披露し、笑顔を見せた。

 リーグの節目を迎え「100年の歴史の中にそれぞれが思いや学びを経験している。みんなが神宮育ち、六大学育ち。卒業してからも一層深いつながりを持ちながら、いろんな知恵を出しながら、六大学の改革を行って、これからの100年を力を合わせてやっていこうということが今も脈々と流れていることを実感します」と思いを語った。48勝という数字については「誇りであり、支えてくれた原動力」と山中会長。「『野球を学び、野球から学ぶ』がモットー。後輩の人たちも正面から野球とぶつかって学び続けていってくれたら」と今後の野球界の発展を願った。

 法大時代は1学年先輩の田淵幸一氏とバッテリーを組んだ。卒業後は当時社会人の強豪だった住友金属でプレーし、引退後は監督として都市対抗大会を制覇。その後は日本代表監督として92年のバルセロナ五輪で銅メダルを獲得。94年には法大監督に就任し、7度のリーグ優勝を成し遂げた。03年からはプロ野球の横浜(現DeNA)で専務などを務めた。

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