投高打低の図式は去年まで?オリックスのチーム打率は驚異の・292 太田は両リーグ唯一の4割打者

 昨年のプロ野球は投高打低が顕著で、あまり得点が入らない試合が多かったが、今年はその傾向に若干の変化が見られている。

 中でも顕著な変化を見せているのがオリックス。チーム打率は12球団トップの・292。1試合平均得点は3・8得点で、パ・リーグの打撃上位10傑のうち、5人がオリックス勢。太田が・413で首位打者に君臨し、2位・杉本が・358、3位・頓宮が・324で続き、・299の西川が6位、・297の中川が7位にランクインしている。また、3割以上の打者は昨年はソフトバンクの近藤のみだったが、現時点では5人が3割オーバーの数字をマークしている。

 セ・リーグでは巨人のチーム打率・264がトップで、1試合平均得点は3・6。打率上位10傑には、・347の岡本が2位、・333の甲斐が3位、さらに・325の吉川が5位、・292の若林も8位に名を連ねている。また、昨年はDeNA・オースティンとヤクルト・サンタナが3割をマークしていたが、今年は7人が3割以上の打率を残している。

 一方、投手の輝かしい数字も目立つ。巨人・山崎は無傷の3連勝で、23イニングを投げて防御率0・00。まだ1点も取られていない。DeNA・東も0・81、中日・柳も0・90と、防御率0点台が3人もいる。

 パ・リーグでも西武・隅田が無傷の3連勝で防御率0・75。同僚の今井も0・84、ソフトバンク・モイネロも0・95と、両リーグで3人ずつ防御率0点台の投手がいる。

 投手戦が続いて得点が恋しくなることの多かった昨年だが、今年はここまでDeNAの完封負け4度がワーストで、各球団が完封負けを喫するパーセンテージは昨年比で減少傾向にあると見られている。

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