2回6失点KOの巨人・田中将「長い準備期間があった中でかなり迷惑をかけた」と反省 杉内コーチは次回までに2軍戦での調整登板を明言

 「巨人1-9DeNA」(17日、東京ドーム)

 移籍後2度目の登板となった巨人先発・田中将が2回7安打6失点と大炎上。チームの連勝が2でストップし、再び貯金がゼロとなった。

 田中将は初回、先頭の梶原に右翼フェンス直撃の二塁打を打たれると、1死二、三塁となり牧に右前適時打を浴びて先制点を献上。続く佐野の中犠飛で2点目を失った。

 さらに二回は2死一、二塁から三森、度会、牧に3者連続の適時打を許して瞬く間に計4失点。この回を投げきってベンチに戻ったところで阿部監督が歩み寄って右腕をねぎらい降板。21年に日本球界復帰後では自身最短となり、2回KOは楽天時代の12年7月29日・西武戦以来、13年ぶりの屈辱となった。

 試合後、取材に応じた田中将は「ちょっときょうはネガティブな言葉しか出ないので。難しいですね」と悔しそうに振り返り「チームとしていい流れで来ていた中で、自分としても長い準備期間があった中で2イニングでマウンドを降りる形になってしまってかなり迷惑をかけたと思う。そこが一番」と反省した。

 楽天から今季巨人に加入した田中将は、移籍後初登板初先発となった前回3日・中日戦(バンテリン)で5回5安打1失点で日米通算198勝目。中13日でこの日の登板を迎えた。

 「全体的にはコントロール。自分の思うように投げられていないのが現状。思うようにボールを操れるようにしないといけないとやってきて今日を迎えたが、今日は思い描いたような感じでボールを操れなかった。引き続き良くしていくためにチャレンジを続けないといけない」と話した。前回から登板間隔が長かったことは「関係ない」とした。

 杉内投手コーチは「打たれるときもありますから。切り替えて次の登板へ向けて調整してもらいます」と説明。今後は前回登板後と同様に「一回抹消して」とし、5月1日の広島戦(東京ドーム)あたりを目指すのかと問われると「そうですね。そんな感じでいきます」と話した。この日は2イニングしか投げておらず、次回登板までに「2軍でちょっと投げてもらって、次の(1軍戦)登板に備えるという感じで。短いイニングになると思うが投げてもらおうかな」と説明した。

 この日、田中将は初回に最速149キロを計測。杉内コーチは「出力はそんなに心配していない。今は140(キロ台)中盤くらい出せてるので。あとは細かいところ、コントロールの部分とか」と投球を振り返り「もともとコントロールがいいピッチャーだが、特に真っすぐがアバウトになりすぎた。しっかり両サイドに投げて変化球を投げたり、という投手なので」と課題を挙げた。

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