巨人・戸郷“魔改造”で復活狙う 久保コーチ指導「ほんの少し話しただけ。良くなるでしょ」
不調で2軍落ちした巨人の戸郷翔征投手(25)が14日、川崎市のジャイアンツ球場で1、2軍合同の投手練習に参加し、久保康生巡回投手コーチ(67)と投球フォームを入念に確認した。
「フォームの入り方の修正を言われた。また基礎から、一からやり直すということで」
他の投手が次々と引き揚げていく中、基礎的なメニューにみっちり取り組んだ。途中でキャッチボールを挟みつつ、ブルペンの傾斜を使ったシャドーピッチングを約1時間。見守る久保コーチと身ぶり手ぶりを交えて会話しながら、濃密な時間を過ごした。
昨季まで3年連続12勝の右腕が開幕3試合で0勝2敗、防御率11・12。「打たれているということは、何かダメなところがある。しっかり直していきたい」とファームで自身と向き合う覚悟だ。
久保コーチは「ほんの少し話しただけ。良くなるでしょ。今だって悪くないよ」と多くを語らなかった。昨季は前年4勝の菅野(現オリオールズ)を15勝と復活させ、今季は田中将を2年ぶりの勝利へと導いた名伯楽。戸郷も“魔改造”で復活ロードを歩む。





