中日前監督の立浪和義氏、愛弟子を絶賛「かなり打率は期待できると成長感じた」 至極の一打に「(監督時代の)3年間見たことない」
中日前監督の立浪和義氏が12日、フジテレビ系「すぽると!」に出演。“愛弟子”の技ありの一打を絶賛した。
「立浪厳選 至極の一打」として、この日行われた試合で技ありの一打を放った選手について解説。広島・小園、オリックス・頓宮、DeNA・梶原らのバッティングが紹介され、最後に登場したのが中日・岡林。
この日の阪神戦(甲子園)の初回に、西勇のスライダーを右翼線への二塁打を放ち、立浪氏は「今年はうまく変化球をしっかりと捉えることができてるなという印象で、開幕から非常に調子はいいですよね」と評価した。
この日の岡林は続く回に左翼へ見事に流し打ったが左翼手の好守に阻まれた。しかし、七回には左腕・伊原の外へ逃げるスライダーを中前へはじき返した。
立浪氏はこの日の選手の中から、「至極の一打」に挙げたのが、岡林。「きょうは中日の岡林選手のセンター前ヒットですね。3年間ベンチから見ていたんですけどもが、左ピッチャーの逃げていくスライダーがすごく苦手で、このように手を離さずにヒットを打っているのを見たことがないんですよ」と絶賛。「彼の今年の成長っていうのは、ステップした右の足が壁ができることによって、上と下の捻転差ができたので、抜かれたボールでも、逃げていくボールでもしっかりと拾えるようになっている」と指摘した。
立浪氏が監督に就任した2022年に高卒3年目だった岡林をレギュラーに大抜擢。岡林は開幕からスタメン出場し、161安打で最多安打のタイトルを獲得した。
3年間ともにした立浪氏は「今年はかなり打率、期待できるんじゃないかな、と成長を感じた一打でしたね」とたのもしくなった愛弟子に目を細めていた。





