日本ハム・新庄監督「郡司くん、しびぃー。しぶすぎる」 サヨナラ2ランにで両拳を握ってガッツポーズ 「投手戦もスリルがあって。いいゲームだなぁ」
「日本ハム2-0西武」(11日、エスコンフィールド)
延長十二回に代打・郡司がサヨナラ2ランを放つ劇的な結末。試合後、新庄監督は「郡司くん、しびぃー。しぶすぎる」と最高の結果を残した郡司に最敬礼した。
2死から万波が四球を選ぶと、代走に松本剛を送った。松本剛が二盗を決めてサヨナラ機を演出すると、郡司の打球は前進守備の外野の頭どころか、右翼フェンスも越えた。その瞬間、ベンチを飛びだした新庄監督は両拳を握ってガッツポーズ。喜びをかみしめるように両手を突き上げ、周囲と分かち合った。
指揮官は「よく松本くんもね。走ってアウトになったらゲームセットというところで。勇気いりますよ、あれは。前進守備で郡司くんが気持ちが楽になったかもしれないし、でかかったです」と松本剛の二盗にも最大級の賛辞を贈った。
この日は日本ハム・山崎、西武・今井がともに六回まで無安打投球の手に汗握る投手戦を展開。「投手戦もスリルがあって。いいゲームだなぁと思いました」。ワクワクしたか、と問われると「したねぇ、きょうは。お互いにいいピッチングして。勝ちをつけたかってけど、評価は完封と一緒です」と話した。
六回裏にはマウンドに上がった西武・今井に、両手で「0・0」を作ってみせ、笑顔を誘った。「もう、お互いね。ゼロ、ゼロってなるわ」と興奮を隠せなかった。





