ロッテ 君津市と「ファーム本拠地(仮称)移転に関する基本協定書」締結 高坂社長「育成機能を強化したい」2030年開業目標
2軍施設の移転で合意したロッテと千葉県君津市は10日、君津市役所で「千葉ロッテマリーンズファーム本拠地(仮称)移転に関する基本協定書」締結式を行った。石井宏子市長とロッテ・高坂俊介球団社長が協定書にサインした。
2軍新施設は君津駅より南に1キロほどにある貞元という地域に建設予定。14・8ヘクタールの広大な面積を使用する。ナイター照明付きの集客2000~3000人のスタジアムに、観客席のない野球場を2面。屋内練習場、ブルペン、バッティングケージのほか、クラブハウス、選手寮を備えた施設となる。開業目標は2030シーズン開始時とした。
高坂社長は「浦和球場を中心とした現状の2軍施設については試合ができるグラウンドは1面しかなく拡張もできない。既存の寮でいうとキャパシティのところで逼迫(ひっぱく)している。今回移転する中でよりよい練習環境の整備や多くの選手を抱えることができる」とメリットを説明した。
移転するに至った経緯を「チームを強化したい、とくに育成機能を強化したいという所からスタートした」と明かす。育成選手を増やすことも念頭に置いており、「それを3軍と呼ぶのかどうかというのはありますが、現状の育成の選手も増やしていきたい」と戦力の充実も目指していく。





