「オープン戦、オリックス２－２ＤｅＮＡ」（９日、京セラドーム大阪）

　オリックスが終盤に同点に追いつかれてドロー。打線がＤｅＮＡ先発・バウアーから２点を先制したものの、リリーフ陣がつかまった。この日がオープン戦本拠地５試合目で白星なしとなった。

　打線は注目のＤｅＮＡ先発・バウアーに対して２得点。二回、先頭打者・ディアスの左前打や、来田のセーフティーバントによる投手内野安打などで無死満塁とすると、紅林の二ゴロ併殺打の間に１点を先制。さらに続く西野の初球の場面でバウアーがボーク。これで三走・太田の本塁生還で２点目を挙げた。

　初回の攻撃も、１番・中川が変化球に反応して右前打。その後、後続の凡退などでこの回は無得点に終わったものの、他にも３番・西川が四球を選ぶなど、プレッシャーをかけていた。バウアーと対戦した打者は１５人で奪われた三振は「２」だった。

　一方、海外ＦＡ権を行使して加入した先発・九里が移籍後初の本拠地登板。初回２死から３番・佐野と４番・筒香へ四球を与えて２死一、二塁としたが、５番・山本を二ゴロに打ち取り無得点でしのいだ。

　五回１死から、京田に、この日初安打となる中前打。続く森敬に左前打を許して一、二塁としたが、桑原を遊ゴロ併殺に打ち取り得点を与えなかった。５回２安打無失点。この日が今春実戦３試合で計１１回無失点と安定している。

　ただ、七回から３番手で登板したドラフト６位・片山（ＮＴＴ東日本）が２回２失点。七、八回にそれぞれ１点ずつ失い同点に追い着かれた。