広島・矢野 侍ジャパンに充実感「聞けて良かった」 代表初安打惜しい「(WBCに)選んでいただけるように」
「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025、オランダ代表0-9日本代表」(6日、京セラドーム大阪)
矢野雅哉内野手の表情は充実感にあふれていた。日本代表の一員として「楽しい時間を過ごせました」と終始笑顔で振り返った。
五回に代走から途中出場し、二塁の守備に就いた。六回先頭の打席では一直、八回無死一塁で巡った2打席目は遊直。いずれも捉えた打球が野手の正面を突き“代表初安打”はお預け。ただ、ベンチで巨人・吉川から受けた助言を打席で即実践するなど、結果以上のプラス要素をつかんだ。
試合前の打撃練習では、ヤクルト・長岡の言葉に耳を傾けた。具体的な話題はスムーズにバットを出せるトップの位置について。「自分の中で、一番出やすいところがあると思う。ちょっとやってみようかなと」と新たに取り組む考えだ。
長岡は昨季、リーグ最多安打に輝いた。「めったにないと思うので聞けて良かった」。タイトルホルダーからの貴重な助言を打力向上につなげていく。「まずはカープのチーム内での競争に勝って、シーズンで結果を残した上で(来春WBCに)選んでいただけるように」。多くの収穫を広島に持ち帰って、開幕に向けた準備を進めていく。





