龍谷大平安 原田監督が退任 野球部で体罰行為、2月退職届 4月までは現コーチの川口知哉氏が監督代行、以降は「検討中」

 龍谷大平安(京都)は5日、京都市内で記者会見を開き、体罰行為を行った硬式野球部の原田英彦監督(64)が2日付で同校を退職したと発表した。

 2月13日に「課題ノート」を提出していなかった部員2人に対して、指導の一環として口頭での注意、たたくなどの行為を繰り返した。1人の生徒には手のひらで頭部を、紙製のノートで頭や喉付近を合計10回以上たたいた。この生徒は打撲傷で約30日の通院加療を要する診断を受けて自宅療養となり、4日から登校している。もう1人の生徒には手のひらで頭部を合計5回程度たたいた。この生徒は既に野球部の活動に参加している。

 2月14日に暴行を受けた生徒が欠席し、被害を訴えたことで発覚した。原田監督は暴行を認め、同17日に退職届を提出した。山脇護校長は「二度と体罰が発生することがないように努めてまいりたい。(原田監督は)『大変申し訳ないことをした。(被害生徒には)学校に戻って野球を続けてほしいと心から願っている』と話していた」と語った。

 原田監督は同校を春夏計19度の甲子園出場に導き、14年の選抜大会で初優勝した。4月までは現在コーチを務めている元オリックスの川口知哉氏が監督代行を務め、4月以降の体制は「検討中」とした。

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