健大高崎・佐藤龍月 盟友の右腕・石垣を「打撃で支えたい」 トミー・ジョン手術から打者で復帰
「練習試合、健大高崎16-5日大三」(2日、健大高崎野球部グラウンド)
今春センバツで連覇を狙う健大高崎が今年初の対外試合に快勝した。昨春センバツV腕で、昨夏に受けたトミー・ジョン手術から打者として復帰した佐藤龍月投手(2年)が「9番・DH」で出場し4打席で2安打1四球。「みんながつれてきてくれた甲子園なので、結果で恩返ししたい」と語った。
特に、左右のWエースとして、背番号1を争うライバルとして、切磋琢磨(せっさたくま)している最速158キロ右腕・石垣元気投手(2年)に関して「今まで一緒に投げ合って支え合ってきたんですけど、次は自分がバッティングで支える役割。彼を支えていきたい」と援護を約束。打撃面の課題はタイミングの取り方だといい「去年とは全く違う役割なので、勉強しつつ良い結果が出せたら。自分の自由な時間を割いて練習に使ってきたので自信はあります」と力を込めた。
また、左肘の状態については、先月27日に病院での検査を受け「今まで通り順調と言われました。何の痛みもない」と明かした。問題がなければ、4月にも立ち投げでブルペン投球を解禁する予定だという。
この日先発して3回1失点(自責0)と上々のスタートを切った石垣は、佐藤龍の復帰について「うれしい気持ちが一番強いです。他の野手より打ちそうな雰囲気があるので心強い」と信頼を口にした。





