中村紀洋氏 中日時代、落合監督から部屋に呼び出し「その助言を聞かなかったらあの舞台はなかった」秘話明かす
近鉄、中日などで活躍した中村紀洋氏が15日、YouTubeチャンネル「中村紀洋のノリ流チャンネル」を更新。中日移籍1年目で当時の落合博満監督から言われた助言を明かした。
07年、オリックスから自由契約となり、テストを経て中日に入団。開幕戦ではいきなりスタメン出場し、八回に同点打を放った。
このシーズンは130試合に出場し、打率・293、20本塁打、79打点。日本シリーズでも勝負強さを発揮し、MVPに輝いた。
中村氏はこの活躍の裏にあった落合監督の助言に言及。6月に肉離れで離脱した際のエピソードに触れ、「昔の教えで痛いと言えない。『大丈夫』と言っていた。そしたら関西の宿舎で落合さんの部屋に呼ばれた。『無理するな』と現役時代の話をしてくれた」という。
落合監督からは「俺は我慢して肝心な時に故障して試合に出られなかった。そういう経験をさせたくない。今無理すると一番大事な時に出られないぞ」と言われたとし、「その言葉で『分かりました』と。その助言を聞かなかったら(シーズン終盤の)あの舞台はなかった」と感謝した。




