ヤクルト・村上 イズム残して海渡る「話をしてあげたい」リーグV置き土産で常勝軍団の礎に
「ヤクルト2軍春季キャンプ」(2日、西都)
ヤクルト・村上宗隆内野手が2日、25歳の誕生日を迎えて“村上イズム”を残して海を渡る決意を示した。今季終了後のメジャー挑戦を明言しており、2025年はNPBでのラストイヤーになることが濃厚でチームに財産を残す。
「やっぱり人の一歩先、二歩先を練習の中からやっていかないと。ガツガツしてほしいですね」。昨年12月に右肘のクリーニング手術を受け、2軍キャンプスタート。高卒ルーキーらと汗を流し、必死に声を出して練習をけん引した。自らが去っても強いヤクルトであることを願うからこそ姿勢で語る。「僕自身、できることはしっかり練習中もやりたい。話をしてあげたいなと思う」と後輩に自身の経験と考えを伝えていく。
フリー打撃では46スイング中6本の柵越えを記録し、特守と特打も敢行。調整を一任される立場でも8時間以上練習し、誕生日も変わらず肉体を追い込んだ。「来年はアメリカに挑戦することも決めていますし、今シーズンはヤクルトで優勝することだけを考えて頑張っていきたい」。常勝軍団の礎を作るべく、リーグ優勝を米挑戦の置き土産とする。





