日本ハム・伊藤大海 新球キックチェンジ試投 納得は「1球」も捕手の進藤は驚き「見たことない感じ。すごい」

 ブルペンで中指を立てて握るチェンジアップ「キックチェンジ」を投げる伊藤(撮影・開出牧)
 ブルペンでチェンジアップ「キックチェンジ」の握りを見せる伊藤(撮影・開出牧)
 ブルペンでチェンジアップ「キックチェンジ」の握りを見せ、不敵な笑みを浮かべる伊藤(撮影・開出牧)
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 「日本ハム春季キャンプ」(2日、名護)

 伊藤大海投手がキャンプ2日目でブルペン入り。習得中の新球、キックチェンジも試投した。

 直球にスプリットや新球も交えて22球。途中からは左打席に打者を立たせて感触を確認した。「ラスト」と宣言してから直球を2球続け、一度は練習を終えるかに見えたが、さらに“おかわり”で出力を少し下げてキックチェンジを5球投じ、締めくくった。

 「真っすぐもストライクが入っていたし、強さとしても全然申し分ないくらい。あとは細かいコントロールや変化球を詰めていきたい」と順調な仕上がり。新球については「これだったら使えそうというのは4、5球投げて1球でしたね」と途上にあるとした。

 キックチェンジは通常のチェンジアップより速く、右腕なら左打者から逃げる方向にシンカーのように落ちる球種。多彩な変化球を操る伊藤も「今までで一番苦戦しているかもしれない」という難関だ。それだけに、自分のモノにすれば強力な武器となる。ブルペンで捕手を務めた進藤は「横回転で見たことのない感じ。すごいです。ちょっとよくわかんなかった」と驚きを隠せず。「初めてなので(捕るのも)大変です」と舌を巻いた。

 昨季は初の最多勝に輝いた大黒柱。キックチェンジについては「シーズン中にどんどん良くしていければな、ぐらいのイメージ。(開幕までに)完成させていくというよりは、シーズン中に成長させていきたいボールかな」と位置付けた。新たな武器を磨きあげながら、さらなる進化を図っていく。

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