敗戦の中で光ったソフトバンク・近藤の見事な選球眼「NPBでナンバーワンの打者」 評論家の視点

 「SMBC日本シリーズ2024、ソフトバンク1-4DeNA」(29日、みずほペイペイドーム)

 ソフトバンクは打線がDeNA先発の東を攻略できずに惜敗。対戦成績は2勝1敗となった。敗戦の中で、「5番・DH」で今シリーズ初のスタメン出場となった近藤健介外野手(31)が3打数2安打1打点と存在感を示した。巨人、オリックスで活躍したデイリースポーツ評論家の谷佳知氏は、「ボールの見極めと、失投を逃さない技術力。改めて現在のNPBでナンバーワンの打者だと実感させられた」と高く評価した。

 初回2死一、三塁で迎えた第1打席。先発の東に対して初球の真っすぐをファウルした後、外角に3球連続で真っすぐが続いた。2球目は見極めてボール。3球目がストライクで追い込まれた後、4球目の際どいコースをしっかりと見極め、5球目の低めチェンジアップにも手を出さず、フルカウントに持ち込んだ。

 谷氏は「4球目の真っすぐは手を出したくなるコース。それをしっかりと見極めた。際どいコースをあれだけ余裕を持って見極められたら、ピッチャーはどうしても中に入れてこざるを得なくなる」と指摘。6球目の甘く入ってきたチェンジアップを左中間に適時二塁打した打撃に「失投を逃さずに一振りで仕留める技術力の高さはさすが」と賛辞を贈った。

 「打つべきボールを見極める選球眼。打席の中での対応力。現在のNPBで左右を問わず、ナンバーワンの打者だと改めて実感させられた」と谷氏。第4戦以降、近藤をどう抑えるかはDeNA投手陣にとって大きなポイントになるだろう。

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