NPB タイブレーク制を来年2軍で試験的に実施へ 1軍で導入するかの判断材料に 延長十回からを想定、状況は検討中
日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団による実行委員会が7日、都内で開かれ、導入を検討しているタイブレーク制について、来年2軍で試験的に実施する準備を進めていることが分かった。
NPBの井原敦事務局長は「来年ファームで実証実験的に実施するということの準備を進めています」と説明。来年の2軍公式戦で実施し、1軍で実際に導入するかどうかの判断材料にする考えだ。実施した場合、延長十回からを想定しており無死二塁、無死一、二塁からスタートするかどうかのシチュエーションは検討中。個人記録については、国内のアマ野球の扱いを参考にする方向で議論を進めている。
試合で勝敗の決着をつけることも目的の一つであるタイブレーク制。2軍で導入した場合は引き分けの回数の減少数なども判断材料にする意向で現場の監督やコーチ、選手らの生の声も聞いていく。今後も慎重に議論を進めていく。