東海大相模・藤田 台湾のスター候補封じた!ド軍と契約のコをK斬り 4回2/3無失点 日本2勝目

 U-18日本代表・藤田
 台湾戦に先発し、力投する藤田(共同)
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 「U18アジア選手権・2次リーグ、日本1-0台湾」(6日、天母棒球場)

 2次リーグが行われ、1次リーグB組1位の日本はA組1位の台湾を1-0で下し、2勝とした。台湾は1勝1敗。日本は先発の藤田琉生投手(3年・東海大相模)が4回2/3を2安打無失点の好投を見せると、打線が六回にスクイズで1点を挙げた。A組2位の韓国はB組2位のフィリピンに10-0で快勝し、1勝1敗。2次リーグは、1次リーグの成績を持ち越して争われ、上位2チームが8日の決勝に進出。下位2チームが3位決定戦に臨む。

 身長198センチから投げ下ろす剛球で、藤田が台湾打線を圧倒した。米大リーグや台湾プロ野球チームと既に契約済みのタレント軍団を相手に、4回2/3を2安打無失点と好投。「3年間やってきた粘りの投球を大一番で発揮できた」と晴れた表情で汗を拭った。

 台湾球界トップのスター候補も鮮やかに料理した。初回1死一塁で、大谷翔平が所属するドジャースと6月に契約を結んだコ・チンシェン外野手と対峙(たいじ)。緩急を駆使して追い込むと、最後は120キロ台の落差の大きいカーブで空振り三振を奪った。一巡目は安打すら許さず、この日最速の149キロを記録するなど、最高の立ち上がりを決めた。

 四回2死満塁では打球が二走に当たる守備妨害で無失点。五回は味方の失策で走者を許すも2三振を奪い、2死一、二塁で降板。先発としての役割は十分果たし「自分の運があったから満塁でもゼロで抑えられた」と笑みを浮かべた。

 打線は六回無死一、三塁から浜本のセーフティースクイズで先制。わずか1安打1得点での勝利で、藤田の好投がチームに大きな白星をもたらした。規格外の長身を誇る左の逸材がアジアの舞台で実力を証明した。

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