楽天・岸 今季2勝目で通算160勝「もっと積み重ねて」 チーム連敗6でストップ
「楽天3-2日本ハム」(26日、楽天モバイルパーク)
ベテランが悪い流れを断ちきった。楽天・岸は粘り強い投球で6回2失点。今季2勝目で自身通算160勝となり、チームの連敗を6で止めた。「160勝というところに、みんなが思ってるほど自分は意識していない。もっと積み重ねていけたら」と涼しい顔で語った。
とにかく踏ん張った。初回、2死から先制を許すなど、いきなり31球を投じる苦しい立ち上がりに「どうなるかなと思いましたけど」と本人も苦笑い。二回以降も毎回走者を背負ったが、要所は抑えた。「今年はずっとそんな感じ。何とか粘って後ろの投手につなげれば」とピンチでも割り切って投げている。
今年の12月に40歳を迎える岸。ヤクルト・石川やソフトバンク・和田ら自分より年齢が上の選手が活躍する姿が刺激だ。2月の沖縄キャンプでは石川と話す場面も。「最後はお互い体に気をつけましょうってなる」とねぎらい合っている。
交流戦前、最後の試合で力投しチームの連敗を止めた右腕。「意識していたわけではないけど、連敗して入るのと、止まって入るのでは違うと思う」とうなずいた。頼れるベテランがまだまだ引っ張っていく。