ロッテ・佐々木朗希 鷹止めた 強力打線に7回5安打1失点で4勝目 次はVS阪神「負けない応援を」

 「ロッテ3-1ソフトバンク」(24日、ZOZOマリンスタジアム)

 強力タカ打線から白星を挙げ、ガッツポーズが飛び出した。ロッテ・佐々木朗希投手(22)が119球を投げ、7回5安打8奪三振1失点。直近2試合で33得点のソフトバンクの連勝を6で止め、チームに今季初の6連勝をもたらした。

 「先制を許して球数も多い中で、逆転してもらってなんとかリードを守りながら投げることができた」

 初回は「どういうアプローチで来るか分からなかった」と連打を許し先制点を献上。だが、その後は「何が良くて何が悪いか。通用する球を見極めた」と修正した。時折笑顔も見せながら、落ち着いて腕を振りスコアボードに0を並べた。

 剛速球でねじ伏せた。逆転した直後の三回。1死二塁からの山川への3球目で、今季最速タイの162キロを計測するなど、160キロ超え連発で絶好調の打線を手玉に取った。「一人一人名前を見ても力のあるバッター。難しい戦いになるかと思ったけど、粘りながら1点で抑えられたので良かった」。降板後のベンチでも何度も笑みをこぼした。

 順調に中6日でいけば、次は31日・阪神戦。交流戦では毎年対戦している不思議な縁があり、2021年5月27日の初対戦ではプロ初勝利を挙げた。「シーズンを投げ始めてから毎年阪神と当たっているので、愛着があります」。イタズラ顔で“阪神愛”を語ったが、昨年は黒星を喫しただけにライバル心も燃やす。

 「去年も優勝していて強いチームで、ファンもすごく元気いっぱい。(今年は)マリンでの試合なので、ロッテファンに負けないような応援をお願いします」。タカ狩りの次は猛虎狩りだ。幕張の味方を背に、必ず借りを返す。

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