ヤクルト中継ぎが粘れずに逆転負け 石川の今季初勝利は目前でスルリ 高津監督は「もう少し丁寧に入ってほしかった」

 先発し、5回2失点の石川(撮影・佐々木彰尚)
 9回の攻撃を見つめる高津監督(撮影・佐々木彰尚)
 8回、筒香に逆転3ランを浴び、マウンドでさえない表情のエスパーダ
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 「DeNA6-5ヤクルト」(6日、横浜スタジアム)

 ヤクルトの中継ぎ陣が踏ん張れず、痛恨の逆転負け。5回2失点で23年連続勝利を目前にしていた球界最年長・石川の今季初勝利がスルリとこぼれ落ちた。

 悲劇は3点リードで迎えた八回だった。イニングまたぎとなったエスパーダが、DeNA打線を止められなかった。1死から二塁打を浴びると、佐野が適時打で続き、宮崎は四球を選んだ。すると、続くDeNAへ復帰戦となった筒香に初球を完璧に捉えられ、逆転となる決勝3ランを献上。勝利のバトンは最後までつながることはなく、痛恨の形で逆転負けを喫した。

 試合後の高津監督は、石川の投球に対して「走者を出しながら、持ち味は十分に出せた」と振り返った。またエスパーダに対しては「その前のイニングはよく抑えてくれた」と七回2死一、二塁で好リリーフした場面を振り返り、「(八回は)もう少し丁寧に入ってほしかった」と修正を求めた。

 現在は勝利の方程式を担ってきた清水、田口がそろって2軍再調整中とリリーフ陣の台所事情が厳しい現実がある。チームトップタイの14試合に登板している大西、2連投中だった山本という状況も重なる中で、木沢は2試合続けてベンチ外だった。これについて高津監督は「2日間で50球くらい投げているので、いろいろ悩んだんですけどね。今日も木沢を上げることにしました」と説明した。

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