慶大・清原V打で先勝 「ジュニアじゃなくて、清原正吾として名を響かせたい」父・和博氏の前で初の3安打!

 9回に決勝の適時二塁打を放った慶大・清原
 スタンドで拍手する清原和博さん
2枚

 「東京六大学野球、慶大2-0立大」(4日、神宮球場)

 1回戦の2試合が行われ、ともに勝ち点2の慶大と早大が先勝した。昨秋優勝の慶大は九回に、西武や巨人で活躍した清原和博氏(56)の長男・正吾内野手(4年・慶応)の適時二塁打などで2点を挙げ、2-0で立大に競り勝った。外丸が5安打完封でリーグ通算13勝目。2018年から続く立大戦の連勝は4分けを挟んで20に伸びた。早大は四回に5点を奪うなど計17安打を放ち、15-0で東大に大勝した。

 二塁塁上で派手に喜んだ。清原が九回1死二塁で高めの変化球をたたいて、左越えの決勝適時二塁打。「当たった瞬間は、どこまでも飛んでってくれという願いを込めて全力で走りました。この場面で打ててよかった」と喜んだ。

 さらに三塁に進んだ後には、相手捕手がわずかにはじいた(記録は暴投)隙を逃さず2点目のホームも踏んだ。開幕の東大戦で先制打の後、法大戦は奮わず、試合前まで打率1割台だったが、初めての1試合3安打もマーク。初回は二塁内野安打を放つも、第2打席は空振り三振。「自分のバッティングができていなかったので、思い切ってタイミングを変えてみた」と修正能力も見せた。

 観戦した父の和博さんは「九回のいい場面でチームの勝利に結びつく、いいバッティングでした。今日は最初の打席から振れていると思っていました。これからもチームのために全力で頑張ってほしいですね」と拍手。清原という名前を背負い、注目も集まるが「清原ジュニアじゃなくて、清原正吾として名を響かせたい」と力強く語った。

 また、慶大・堀井監督と立大の木村監督は静岡・韮山高の同級生。リーグ史に残る高校同級生監督対決となった中、「4番というのは僕にとって特別な打順ですし、やっと4番らしい仕事ができてホッとした」と主軸としての働きで、勝利をプレゼントした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス