ソフトバンク・山川穂高の三振に西武ファン大歓声 FA移籍後ベルーナD初打席は異様な光景 レオ党立ち上がって大ブーイング 怒声浴びせる 山川苦笑い

 「西武-ソフトバンク」(12日、ベルーナドーム)

 オフに西武からFA移籍したソフトバンクの山川穂高内野手が昨季までの本拠地ベルーナドームでの初の試合に「4番・DH」で出場。初回の第1打席に入ると、スタンドのレオ党は立ちあがって親指を下げながら、大ブーイング。騒然となる中で山川は打席に立った。

 先発の今井が初球でストライクをとると、大歓声が巻き起こり、その後もストライクを取る度に西武ファンが歓喜する異様な光景に。今井が最後はスライダーで空振り三振にとると、大喝采が巻き起こり、山川は苦笑いを浮かべつつベンチへと戻った。

 三回の第2打席も大ブーイングで迎えられた。第1打席よりもソフトバンクファンからの声援も響いたが、ストライクの度に西武ファンの大歓声に包まれ、空振り三振に倒れると、大盛り上がりとなった。先発の今井は時折笑顔を浮かべるなど、元同僚との勝負を楽しんでいる様子だった。

 昨季は自身のスキャンダルにより、公式戦出場停止処分が下された中、「戒め」の言葉とともにFA宣言し、ソフトバンクに移籍。波紋が広がった。レオ党の消化しきれぬ思いが爆発した形となった。

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