“悲劇のショート”国学院大1年・緒方漣がリーグ戦初安打 侍J井端監督も注目の逸材

 3回、リーグ戦初安打を放つ国学院大・緒方
 3回、リーグ戦初安打を放ちベンチに手を上げる国学院大・緒方
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 「東都大学野球、青学大1-0国学院大」(10日、神宮球場)

 国学院大の1年・緒方漣内野手(横浜)がリーグ戦初安打を放った。

 「1番・DH」で出場し、0-0の三回2死で迎えた第2打席。フルカウントから青学大・渡辺(3年)の7球目を中前へ運び、記念の一打をマークした。

 8日の開幕線では「7番・DH」でデビューし、4打席に立って無安打、1犠打、1死球。「1打席目は地に足着かない感じというか新鮮な感じだったんですけど、2打席目以降はどんどん振っていく強気なスイングを心がけました」と振り返っていた。

 同戦を視察した野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督も「昨年U-18に入った緒方君とかは将来性も楽しみ」と期待を寄せていた。

 横浜高では1年夏の甲子園1回戦でサヨナラ3ランを放つなど当初から非凡な才能を示していた緒方。だが、3年夏は大きな悔しさを味わった。慶応との神奈川県大会決勝。2点リードの九回無死一塁で、ゴロを捕球した二塁手が併殺を狙って二塁へ送球。送球を受けた遊撃・緒方は一塁へ転送したが、二塁を踏んでいないと判定され、一塁も間に合わずオールセーフに(記録は遊撃の失策)。その後、西武にドラフト3位で入団した左腕・杉山が逆転3ランを浴び甲子園切符を逃した。

 それでも高校日本代表に選ばれると、U-18W杯でMVPを獲得する活躍。プロ志望届けを提出せず大学進学を選んだ。

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