「日本ハム２－５西武」（６日、エスコンフィールド）

　打線が振るわず連勝は２でストップ。日本ハム・新庄剛志監督（５２）は「１勝１敗。明日は取るしかない」と短くコメントを残した。敗戦の中で光ったのは、売り出し中の田宮裕涼捕手（２３）の打撃。この日はプロ初の５番に昇格し、４度目のマルチ安打で打率・５２４とした。

　「１打席１打席勝負できている」と胸を張る。身上は粘り。とにかくしつこい。この日の第１打席は８球粘って隅田からチーム初安打を記録。前夜も第１打席で今井に１４球も投げさせたシーンもあった。「当てる感じはずっと得意なので」と笑顔を見せた。

　初開幕１軍で初開幕スタメンに抜てきされた。守備面でも源田の二盗を阻止するなど、日に日に存在感を示す高卒６年目。打撃のことよりも「きょうは加藤貴さんと勝ちたかった」と敗戦を悔やんだ。