ソフトバンク・柳田 1号2ラン逆転V弾 チーム開幕3カード連続勝ち越し

 「楽天4-5ソフトバンク」(6日、楽天モバイルパーク)

 主砲が一振りで流れを引き戻した。逆転され、1-2となった直後の八回2死二塁、ソフトバンク・柳田悠岐外野手(35)が右中間スタンドへ1号再逆転2ラン。この回から登板した楽天左腕ターリーの内角直球を振り抜いた。

 「ヒットが打てればいいなと思っていたけど、たまたま角度がついた。(フェンスを)越えてくれたので良かった」。開幕から3カード連続での勝ち越しを呼び込んだ一発に表情がほころんだ。

 霧雨が降り、気温が下がる試合終盤での逆転弾。5日の試合後に「こんな寒いときにホームランは出ません」と語っていた通算413本塁打の小久保監督は「僕の間違いでした。失礼しました」と背番号9を継ぐ柳田に脱帽した。

 今季初めて指名打者での出場となった柳田だが、外野守備でも活躍する今季は「もっともっとという気持ちでやっていきたい」と充実感と意欲に満ちている。昨季18試合かかった1号が今季は8試合目で飛び出した。「ゼロよりは1の方が良い」と気分も晴れやか。目標は自己最多の36本塁打を放った2018年以来のシーズン30発以上。まずは幸先の良い滑り出しとなった。

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