ロッテ・山口インタビュー 目標30発、不動の4番へ「成長するための野球ノート」
チームの顔になる。プロ6年目のロッテ・山口航輝外野手(23)が3月29日・日本ハム戦で、プロ入り後初の開幕4番に座った。不動の4番を目指すためカギにしたいのが、今年から書き始めたという、名付けて「成長するための野球ノート」。プロ野球人生での目標は30本塁打。主砲のバットで優勝へ導き、今年こそ最高の一句を詠み上げる。
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-プロ6年目で開幕4番に座った。4番への思いは。
「目指すなら1番高いところを目指したい。4番はチームの顔になる位置。打つ打たないで勝敗が変わってくる。そういう位置を任されるようにやっていきたい」
-毎年、「プロでの目標は30本塁打」と。
「プロをやってる間に打ちたいし、それが1年でも早く達成できれば次のステップに行ける。できるなら今年達成したい。何年できるかわからへん世界で、1度は絶対達成したい」
-打席で大事にしていることは。
「タイミング。ソトとかポランコもアドバイスをくれた。自分の感覚よりも早くしました。オープン戦の最初の方は、引きつけて体の中ぐらいで打つイメージだったけど、今は早いぐらいで合ってます」
-今年から新たに始めたことは。
「ノートを書くこと。一日一日振り返るようにして、試合が終わったら映像を見返して“成長するための野球ノート”を毎日欠かさず続けてます。打席であったことを書いて、最後に思ったこと、今後どうするか。見返した時にヒントになるように書いてます」
-書き始めたきっかけは。
「吉井さんが去年言ってくれたんですけど、なかなか途中から始めることができなくて、今年はやろうと思って。オープン戦とか、打てなくてもノートを書いて自分を分析して、どうするかっていう方向に持っていけてる」
-自分の中でノートを書いて変わったことは。
「思考が変わってきてる。この前も1時間ぐらいビデオルームにこもって、どうなってるからこうしようっていうのをやった。去年の僕じゃ絶対やってないです。イライラすることが少なくなったし、しっかり切り替えて、整理して、次の発想にいけています」
-今年の目標は。
「チームはもちろん優勝。個人的には成績はやっぱり30本打ちたいですし、打点も80点は取りたい。達成できるように1年間試合に出て、飛び抜けた成績を出したい」
Vまで俳句禁止
-最後に今年のテーマで俳句を。
「優勝した時だけです。優勝するまでは絶対詠まないです!(笑)」




