星稜が逆転負けで春初の決勝進出逃す 粘った左宗が七回につかまり試合後に涙 八回の走塁ミスで反撃機運がしぼむ

 「選抜高校野球・準決勝、高崎健康福祉大高崎5-4星稜」(30日、甲子園球場)

 神宮王者の星稜は逆転負けで春初の決勝進出を逃した。

 中盤まで理想的に得点を重ねながらも七回まで粘りの投球を見せてきた左宗がつかまった。健大高崎に3本のタイムリーを浴びて一気に試合をひっくり返された。

 それでも直後に1点を返して反撃。八回は相手のエース・佐藤をマウンドに引きずり出し、1死二塁と攻め立てたが浅い中飛で二塁走者が飛び出すまずい走塁もあり、反撃機を逸してしまった。

 九回の攻撃も封じられ、アルプスへのあいさつを終えた左宗はベンチ前で両手を膝について涙。目を真っ赤にしながらクールダウンのキャッチボールを行っていた。

 1月1日に発生した能登半島地震で被災した星稜ナイン。グラウンドに亀裂が走るなどの影響を受けた。チームは「石川県に勇気を届けられるように」を合言葉に、初戦から勝ち進んできた。日替わりヒーローの登場など、チーム全体で戦って来たが、惜しくも決勝にはあと一歩、届かなかった。

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