ヤクルト西川 移籍後いきなり3打点 同学年“山田不在”救う躍動「哲人のためにという声が出ていた」

 「ヤクルト7-4中日」(29日、神宮球場)

 14年の時を経て、同じユニホームを着て戦う絆がある。ヤクルト新加入の西川遥輝外野手(31)が、同学年の山田“不在”を救うプレーを連発。「一緒に野球ができるうれしさっていうのはすごく感じているので」。合言葉は、哲人のために。ナインが一丸となった。

 2点を勝ち越し、勢いに乗った八回だ。目の前で塩見が申告敬遠され、2死一、二塁で巡ってきた打席。「ここで打たなかったら」と、西川は初球からバットを振り抜いた。打球は右中間を切り裂き、強く二塁を蹴った。2点適時三塁打に、三回には中犠飛を放ち、3打点の大暴れ。左翼に回った九回の守備では、大飛球をジャンプで好捕してフェンスに激突。最後まで白球を離さなかった。

 新天地に刻んだ走攻守の躍動。143試合の出場を誓ったシーズンの開幕スタメンに名を連ねたスタートの日でもある。そんな日に、同学年の山田が三回に負傷交代した。「ちょっと早い段階でいなくなってしまったので」とスタンドを笑わせると、「哲人のためにという声が出ていた。哲人にいい顔で会えるかな」と笑った。神宮で輝いたリスタートの一日。大歓迎の拍手は鳴りやまなかった。

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