中日・中田 移籍後初弾も実らず 開幕黒星発進にも「143試合のうちのたかが1試合」

 「ヤクルト7-4中日」(29日、神宮球場)

 上段に構えられた中日・中田翔内野手(34)のバットがアッパーカットの様な軌道で白球をとらえる。同点で迎えた五回2死。1ボールからヤクルトの先発サイスニードのスライダーを振り抜いた。高々と舞い上がった打球は青く染まった左翼席へ吸い込まれた。一時勝ち越しの移籍1号を含め2安打2打点をマーク。勝利に結びつかなかったが、4番の役割は果たし、「変な緊張感もなく自然に入れた」と振り返った。

 昨オフ、野球人生最大の決断をした。昨季在籍した巨人はシーズン直後、原監督から阿部監督に交代。新監督はすぐにメディアで岡本和が一塁、坂本が三塁、遊撃が門脇という構想を披露した。当然中田の耳にも入ってきた。「若い子たちも出てくるし、でも、いやいや負けてねーぞという気持ちもあった」。悩んだ末に自由契約選手として移籍先を探す道を選んだ。

 得点力不足が課題の打線の立て直しを期待されて立浪竜に加入した。頼れる男は「143試合のうちのたかが1試合。切り替えてやっていきたい」と前を向いた。

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