山梨学院、春連覇の夢ついえる 先発・津島が左手指にアクシデント 四回2死まで完璧投球も5回に4失点

 力投する山梨学院先発の津島(撮影・持木克友)
 5回、降板する山梨学院・津島(左)=撮影・山口登
 4回、ユニホームに血がにじむ山梨学院・津島(撮影・山口登)
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 「選抜高校野球・準々決勝、高崎健康福祉大高崎6-1山梨学院」(28日、甲子園球場)

 春連覇を狙った山梨学院の夢は準々決勝でついえた。

 左腕・津島悠翔投手(2年)に四回にアクシデントが発生した。2回戦までと同様に先発のマウンドに上がると、三回まで健大高崎打線を1安打に抑えるほぼ完璧な投球を披露していた。

 しかし、この回2死を取ったところで、左手の指に異変が起きた。中指付近に血が滲み、血を拭ったと思われるユニホームの左のももの部分には血が付いていた。

 直後に中前へ痛烈な安打を許すと、制球が乱れて連続四球で満塁のピンチ。何とかこの回は無失点に切り抜けたが、続く五回に失点する。

 先頭打者に四球を与えると、犠打、暴投、四球で1死一、三塁と傷口を広げ、連続タイムリーを浴びて2失点。さらに2死後、二、三塁から左翼フェンス直撃の2点適時三塁打を許して、マウンドを2番手の桜田に譲った。

 打線は六回に1死満塁のチャンスをつかむも、併殺打に倒れて無得点。八回にも無死満塁としたが、犠飛による1点にとどまった。

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