ロッテ・種市 4回2安打無失点 3月7日には侍として完全リレー締めくくる 「あれ以上の場面はない」

 力投する種市(撮影・開出牧)
 3回、宗を二ゴロに打ち取りベースカバーに走る種市(撮影・開出牧)
 2回、田村の中前適時打で二塁から先制のホームを踏みナインとタッチを交わす中村奨(撮影・開出牧)
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 「オープン戦、ロッテ-オリックス」(16日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテの種市篤暉投手(25)が先発し、4回2安打無失点、無四死球とした。「試したいことは全て試しましたし、ある程度試合をまとめたので良かった。全員3球勝負くらいのイメージで投げていた。課題の四球は出さず、良かった」。開幕2戦目の30日・日本ハム戦での先発へ、調整は順調だ。

 初回は直球を軸に三者凡退。2死からはこの日最速の150キロ直球で紅林を空振り三振に仕留めた。二回も2死から、今度はカーブを決め球にT-岡田を空振り三振。またしても三者凡退と絶好調の立ち上がりを見せた。

 1-0の三回は、1死からゴンザレスに右中間二塁打を浴び、続く杉本の遊ゴロで1死三塁とピンチを背負ったが、最後は西川を遊直に仕留めた。

 四回からはカーブを多投。1死から紅林はカーブで見逃し三振。2死からは森にカーブを右前打とされたが、頓宮を三ゴロとし無失点で切り抜けた。「一番練習したかったボール。森さんには打たれましたけど、2ストライクからでも使えるようにしていけたら」と振り返った。

 7日には侍ジャパンとして、欧州代表戦に出場。6投手による完全試合リレーの6番手として八回から登板し、2点リードの九回からは3者連続三振で締めくくった。「あれ以上の場面はないと思っている。落ち着いて今日もマウンドに上がれた。四球を出せない場面でゾーンにどんどん攻めていけたのが今日の結果につながった。その時のジャパンのピッチングが、良い方向に出た」と話した。

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