報徳学園 名門対決“上等”昨年準V今度こそ!激戦DブロックV校5、準V校2 センバツ組み合わ抽選会

 「選抜高校野球・組み合わせ抽選会」(8日、オーバルホール)

 第96回選抜高校野球大会(18日開幕・甲子園)の組み合わせ抽選会が8日、大阪市内で行われ、昨年準優勝の報徳学園が激戦のDブロックに名を連ねた。大阪桐蔭など甲子園V経験5校、準V経験2校が集結した中、愛工大名電との伝統校対決から頂点を目指す戦いが始まる。能登半島地震で被災した日本航空石川も同ブロックに入って、昨秋関東4強の常総学院と激突。名門が集う“死のブロック”の行方に注目が集まる。

 激戦必至のDブロックの中でも際立つ名門対決に、報徳学園の主将・間木歩投手(2年)は武者震いした。「伝統あるチームというイメージがある。報徳も伝統があるので負けられないですね」。同校は1932年創部。55年創部の愛工大名電と初戦で激突となり、自然と伝統校のプライドがにじみ出た。

 相手は昨秋東海大会準Vで、公式戦全11試合で5割近くの打率を残した石見颯真外野手(2年)中心の強力打線が売り。プロ注目の最速149キロ右腕・伊藤尚輝投手(2年)も擁し、投打にタレントがそろう難敵だ。大角健二監督(43)は今秋ドラフト候補の最速150キロ右腕・今朝丸裕喜投手(2年)、最速144キロ右腕・間木の二枚看板でけん引する投手陣をキーマンに指名。間木は「報徳もピッチャーがいいのでそこも縁がある。負けられない」と鼻息を荒くした。

 高校野球史を彩ってきた実力校がひしめくブロックに入ったものの、昨春センバツも健大高崎、仙台育英、大阪桐蔭ら強豪校を続々と撃破して準V。「どこも地方大会を勝ち上がっているチームなので。どこに当たってもどこのブロックに行っても同じことです」と指揮官も動じなかった。

 “死のブロック”を勝ち抜けば、昨年同様の勢いも得られるはず。あと一歩で届かなかった紫紺の大優勝旗を、今度こそ手に入れる。

 ◆間木 歩(まき・あゆむ)2006年7月26日生まれ、17歳。兵庫県伊丹市出身。180センチ、82キロ。右投げ右打ち。投手。小1から桜台ハンターズで野球を始め、天王寺川中時代は硬式の兵庫伊丹ヤングに所属。報徳学園では1年秋からメンバー入り。50メートル走6・4秒、遠投120メートル。球種はスライダー、カーブ、チェンジアップ。

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