オリックス 開幕ローテ候補、カスティーヨ&エスピノーザがともに3回無失点と好投 強力投手陣に頼もしい助っ人
「オープン戦、オリックス4-3DeNA」(3日、京セラドーム大阪)
今年初のオープン戦に臨んだオリックスは勝利。開幕ローテ候補の2人の助っ人が好投を演じた。先発を務めたのは、ロッテから移籍したカスティーヨ。初回は度会を空振り三振、関根を二ゴロ、オースティンを見逃し三振に仕留める三者凡退の立ち上がり。二回は得点圏に走者を進めたが、後続を断ち切った。
3回2安打無失点で、最速は151キロ。オリックス移籍後、初めて複数イニングを投げ「すごくいい感覚で投げることができた」と充実の表情。「4、5カ月間準備する期間があったんで、しっかりシーズンに向けての準備ができたと思っている。あとは開幕を迎えるだけ」と気合十分だ。
1点リードの四回からマウンドに上がったエスピノーザは馬力満点だ。最速は156キロをマークするなど、勢いのある球を次々と投げ込む。四回と六回は三者凡退に抑え、3回1安打無失点。抜群の投球を披露した。
七回からは3番手で平野佳が登場。今年初登板だ。日本通算250セーブまであと8セーブのベテラン右腕は、先頭の佐野を左飛に打ち取る。続く代打・戸柱には左翼方向に二塁打を献上したが、山本を左飛に。続くドラフト4位・石上を抑えたいところだったが、直球を右翼席に運ばれ、同点2ランを許した。
打線では中川が勝負強い打撃にチャンスメークで光った。二回無死一、二塁では、石田健から左翼方向に二塁打を放ち、先制打。昨季、得点圏・322をマークした勝負強さは今年も健在だ。さらに、四回先頭の第2打席は浜口から右中間三塁打を放ち、次打者・トーマスの二ゴロの間に本塁に生還した。