ヤクルト・高津監督 10失点投壊の投手陣に苦言 6失点小川に「練習不足」開幕まで1カ月「どう過ごすかが大事」
「練習試合、ヤクルト6-10DeNA」(23日、ANA BALL PARK浦添)
ヤクルトの高津臣吾監督(55)が、DeNA打線に18被安打10失点した投手陣に苦言を呈した。開幕投手最有力のエース・小川の2回6失点という内容に「試合勘不足もあるし、ランナーが出て球威やコントロールが落ちるのは練習不足」とバッサリ。残り1カ月での修正と改善を求めた。
初実戦で課題が出たからこそ、指揮官は厳しい言葉を続けた。「何が良くて、何がダメだったのか。しっかり理解して、開幕までの1カ月をどう過ごすかが大事になってくる」とし、小川も「右打者に追い込んで拾われるとか、フォークとか細かい落としどころ。そこの意識が足りなかった」。登板後にはまっすぐブルペンへ向かい、118球を投げ込んだ。
また高津監督は2番手・山野の3回無失点ながらも4四死球の内容にも、「結果もゼロ、内容もゼロかもしれない」と苦言は止まらなかった。
開幕までに残された時間をどう過ごしていくか。「ゲーム中で練習できるかどうか、試せるかどうか。このまま開幕を迎えたら大変なことになるのは間違いないですし、これが現状なので」とは指揮官。現実を受け止め、ハッパをかける。