中日 10失点&無得点完敗もポジティブ&仏の立浪監督「悪いことを言っても、よくならない」 開幕戦に向け戦力整備へ

 「オープン戦、中日0-10広島」(23日、Agreスタジアム北谷)

 ポジティブで仏の指揮官だった。中日は一方的な展開で10失点、無得点の完敗。24年のオープン戦は黒星発進となった。

 試合後の中日・立浪和義監督(54)には現実を分析し、次のステップへ歩みを進めるスタイルが表れた。2失点した高橋宏には「反省を踏まえて、まだ時間はある。しっかりやってくれればいい。焦ってもしょうがない。投げて、課題も見つかると思う」。まだ2月、まだオープン戦初戦と割りきった。

 最下位の可能性があった昨季終盤、若手のミスが未来への投資だと決め込んだ。「悪いことを言っても、よくならないですから」。選手の最大パフォーマンスを引き出すために寄り添い、話し合う関係性を模索しつつ、覚悟は示している。

 結果で一喜一憂するよりも、開幕時にどう戦える戦力を整備するか。3年目の立浪監督は、一人前になる選手を見ながら強いチームへ成長させていく。

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