「練習試合、楽天５－６日本ハム」（１８日、金武町ベースボールスタジアム）

　楽天は１８日の練習試合を終え、１日から行っていた金武町でのキャンプを打ち上げた。対外試合は４連敗で新監督初勝利はお預けとなった今江敏晃監督（４０）だが、２安打１打点の活躍を見せた平良竜哉内野手（２５）をキャンプのＭＶＰに選出した。

　プロ２年目、“気合の丸刈り”で臨んだキャンプで平良は存在感を放った。実戦４試合に出場し１２打数５安打。オフに巨人・坂本に弟子入りし、磨いてきた打撃の成果を発揮した。「ずっと取り組んできたことを変えずに繰り返して、結果に結びついてよかった」とうなずいた。

　指揮官も「彼にとっていいキャンプになった」と練習に対する姿勢を評価する。本職の内野だけでなく、外野にも挑戦し、定位置奪取を狙う平良。「これ（今の結果）が最低ラインだと思って、結果にこだわって貪欲にやっていきたい」と目をぎらつかせた。