オリックス・山下舜平大 改良版“野茂フォーク”に手応え「もうガッツリ挟んでいます」

 「オリックス春季キャンプ」(11日、清武)

 オリックス・山下舜平大投手(21)が、昨春キャンプで野茂英雄氏から学んだ“野茂フォーク”の改良に取り組んでいることを明かした。今キャンプ2度目のブルペン入りをし、前回よりも多くフォークを試投。「最後の方の感覚が良かった」と一定の手応えがあった。

 現在はボールを深く挟む意識を強く持っており、「もうガッツリ挟んでいます」と野茂氏に教わった握りを変えながら、自己流にアレンジしている段階だ。「いい球は何球かあったけど、確率が大事なので」。ここから精度を高めていく。

 西武・佐野スコアラーは「真っすぐがとにかく強い。あの一番いい真っすぐをしっかり弾かないことにはね。特訓しているフォークが決まるようになれば、攻略は完全に難しくなる」と警戒した。

 昨年は投球比率の10・5%でフォークを投じ、空振り率は25・9%。全体の被打率も・083(データは共同通信デジタル)と好数字だったが、さらに質の高いボールとなれば鬼に金棒だ。

 この日は55球を投じ「球数はクリアしたので」と充実感が漂った山下。直球、そして変化球に磨きをかけ、パワーアップした状態で開幕に向かう。

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