NPB ハラスメント根絶へ講習会実施 パワハラで自由契約の楽天・安楽問題受け相談窓口も設置

 日本プロ野球機構(NPB)は2日、12球団の監督、コーチ、選手らを対象にハラスメント講習会を開始した。宮崎市内の巨人宿舎では、同機構の井原敦事務局長が1、2軍の関係者に説明。また、相談窓口として専用のメールアドレスも開設したことを明かした。

 複数の選手に対するパワハラ行為で、安楽智大投手が昨年、楽天を自由契約になったことを受け、今回の講習会を実施することを決めた。同事務局長は「先輩が後輩の選手にロッカールームで長時間怒鳴り続ける…。ふざけてシャワーで熱いお湯を掛けるのも、これもハラスメントになりますよ、と」と具体例を挙げながら説明。「自分が思わないでも相手がどう思うかによって、ハラスメントになるんですよという説明をして、しっかりと認識してもらいたいとい」とコンプライアンス遵守を徹底し、根絶に向けた取り組みを行った。 また、各球団には相談、通報できる窓口の設置を求めていたが、同機構にも設置。「チーム内とか身近で起きた場合、必ず誰かに相談してくれと。NPBにメールで相談してもらっても、ちゃんと弁護士を含めて対応します、というような説明をしました」と続けた。

 今後についても「継続してやっていきます。全部で21カ所になりますが12球団の皆さんに、ハラスメントのことを考えていただく」とし、根絶に向けた体制を強化していく。

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