オリックス・宮城大弥投手（２２）が１２日、大阪市内の球団施設で自主トレを公開し、“由伸イズム”の継承を誓った。

　ひとつ目はタイトル獲得の継承だ。山本は年末に国内で行われたドジャースへの移籍会見で「宮城はこれからも気になります」とコメント。その言葉を素直に喜びながらも「もうちょっと気になるぐらい頑張りたい」と発奮する。過去３年は山本が主要タイトルを総なめ。ここまで無冠の宮城は「タイトルを取ったら、もう少しは気になってくれると思う（笑）。少しでも近づけるように」と、まずは最優秀防御率の獲得を目標に掲げた。

　高卒４年目を迎え、主力としての自覚も芽生えている。「後輩に僕自身が教えていく」と山本に一から教わった礼儀作法などの継承も決意した。現時点でメジャー志向はなく、まずは「理想のエースを目指していきたい」と左腕。リーグ４連覇を目指す黄金期のチームは宮城がけん引していく。